オチはない話
お久しぶりです。森です。
新年度が始まりましたが皆さん如何お過ごしでしょうか。
僕はと言えば、 今年で社会人4年目に突入します。
想定ではバリバリ成長&活躍しながら出世街道に乗っているはずだったんですが、部のポンコツ筆頭として日々詰め殺されています。
いきなりですが、このあいだ京都へ旅行した際に京都駅で知らんオバサンに声をかけられた話をしようと思います。(どうして?)
昼過ぎ頃、壁にもたれながらスマホを弄っていたところ
知らんオバサン「すみません、私、キコウの勉強をしているんですけど、今ちょっとお時間良いですか?」
僕「(…気候?街頭調査か何かかな?)あ、はい。良いですよ」
見た目も普通で、何より、アップルウォッチを付けていたため、ヤバい奴ではなさそうという謎の安心感があったので応答しました。
オバサン「ありがとうございます。それでは始めますね。まず、手を合わせて開いてこちらに見せて下さい」
僕「(んんん~~~!?なんだ~~~!?思ってたのと違うぞ~~~???)手、、ですか!?」
映画『ウォンテッド』のスローンが額を撃ち抜かれる表情さながらビックリフェイスになってしまいました。
ここで、これから❝気功❞の何かが始まることに気付くと同時に、このオバサンがヤバい奴である可能性が急上昇しました。
アップルウォッチというゴリゴリの文明の利器を身に着けているにも関わらず、古代的で医学的根拠も乏しい医術(僕の勝手な見解です)を見ず知らずの人間に仕掛けようとする人間、ヤバすぎる。
僕はヤバい人間が大好きなので取り敢えず指示に従うことにしました。
手相を見せる感じで待っている僕。
オバサン「それでは目を瞑ってください」
目を瞑るだと?話が変わってくる。このオバサン、気功とかこつけて無防備な状態にさせることで窃盗やら何か別のことをするのが目的かもしれんぞ…と思いながらも、ここは京都駅で人通りも多いし、たとえ何かされてもなんとかなるやろ精神で一先ず目を瞑りました。
そもそもこのオバサン、気功で僕に何をしようとするのか最初から全く説明がない。聞こう(ここダジャレ)としなかった僕も悪いんですけどもうちょっと情報くださいよ。
僕「どれくらい瞑っていれば良いですか?」
オバサン「20秒くらいですね」
不安が残っていたこともあり、目細いしバレんやろと思いながら半目状態にして恐る恐る何をしているのか確認すると、映画『マトリックス』でネオが向かってくる銃弾を止めるシーンさながら僕の顔に手をかざしていました。
謎すぎる。このまま殺されるのか?と僅かに思いながらソワソワしていると
「はい、大丈夫です」と何もなくあっさり終わりました。
オバサン「どうでしたか?何か感じました?」
僕「(緊張と恥ずかしさで体がクソ熱いんだが…)いえ、特に何も」
オバサン「肩の凝りが取れたり、身体が温かくなったりする効果があるんですが、どうですか?」
それを最初に説明して欲しいんだわ!てか手をかざすだけでそんな効果あるん!?最強やん!そりゃ勉強するわな。っていや嘘つけ!あとアンタ割と普通のオバサンやったんかい!でも気功の前にコミュニケーションの取り方をまず勉強せい!と色々心の中でツッコみました。
僕「(気功は絶対に関係ないんだけど)確かに体はあったかいです」
オバサン「それは良かったです。ありがとうございました。(スタスタ去っていく)」
いや、あっさり帰るんかい!と再び心の中でツッコミを入れながら、すぐさま「気功 おばさん 話しかけられる」と検索しましたがヒットしませんでした。
特にオチのない話なんですが、皆さんもアップルウォッチを付けているだけで人を簡単に信用しないようにして下さいね。
以上です。
もう夏かと思う気温の日もありますが、体調には気を付けてお過ごし下さい。
暫くしたらファオタの第四四半期報告あげます。